2023 年度 思春期の皮膚トラブル研修会
『皮膚科医と考える思春期の肌の健康』
主催:
公益財団法人日本学校保健会 / マルホ株式会社
後援:
日本臨床皮膚科医会
2023年11月に「思春期の皮膚トラブル研修会」をオンラインで開催し、学校に多い皮膚トラブルの最新情報を講演いただきました。ご視聴いただき、日常の児童・生徒への指導にお役立ていただけますと幸いです。
●開催日時:2023年11月12日(日)13:00~14:30
●対象:小・中・高等学校の養護教諭
講演
一緒に考えよう!思春期ニキビ、先生ができること
(講師)
モアクリニック 院長
仲村 雅世 先生
※本動画は一部カット編集しています。ご了承ください。
2023年度ニキビについての
「保健だよりコンテスト」
第4回 審査結果
主催:公益財団法人日本学校保健会
共催:マルホ株式会社
ニキビに関する情報を掲載した「保健だより」を募集し、第4回目となるコンテストを行いました。今年度は28校から、アイデアにあふれたクオリティの高い作品をお送りいただきました。厳正なる審査の結果、下記の学校が受賞されましたことをご報告いたします。最優秀賞1校・優秀賞2校に加え、努力賞4校を選定し、その栄誉を讃えたいと思います。
審査ポイント
- 掲載に内容の独自性、オリジナリティがあるか
- ニキビに関する正しい情報提供と不安解消が十分か
- 保健委員会の活動として児童・生徒と取り組んでいるか
- 学校の保健教育と関連づけた内容を盛り込んだり、授業で取り上げたりしたか
※受賞校の保健だよりの無断転載はご遠慮ください。
最優秀賞
諫早市立真城中学校(長崎県)
[ 選考ポイント ]
中学1年生の保体委員が中心となって制作された作品です。昨年の悩み調査で、ニキビが悩みの上位にあがっていたことから、予防や治療について皆に伝えようという目的から計画されたそうです。
事前に、調べ学習を行い、専門医に来校いただき講話と洗顔などの実技指導をしていただき、パンフレットの作成に取り掛かったとのこと。内容も、ニキビの悩みを解決するための基本の知識や予防方法・治療について正しい情報提供がなされています。
パンフレット完成後は、学年集会で発表し、近隣小学校や保護者へも配布予定ということで、保健だよりの枠を超えた活動になっています。読みやすい3つ折りのカラー印刷という工夫もオリジナリティにあふれていると評価されました。
優秀賞:小学校部門
掛川市立第二小学校(静岡県)
[選考ポイント]
保健委員の小学6年生の児童が、自主的にタブレットでWebサイトを調べながら学習を深め、制作した作品です。
製作者から「ニキビについてあまり考えたことがなかったので、初めて知ることばかりだった。お便りが出ることで、皆も知るきっかけになるのがよいと思った」というコメントをいただきました。
ニキビの原因と対策がしっかり情報提供できている点が高く評価されました。ニキビができてしまったら、「やるとよいこと」「やらないほうがよいこと」はわかりやすくて誰もが必要な情報です。掲示板に掲示し、多くの児童が読む機会を設けたということです。
優秀賞:中学校部門
門真市立第五中学校(大阪府)
[選考ポイント]
肌の悩みやニキビについて相談に来る生徒がいたり、ニキビがあることでマスクをはずせない生徒がいたりしたそうです。今回、養護教諭と栄養教諭の先生が協力し、ニキビについての正しい知識と自分でできるニキビケアを知ってもらうために制作されました。
生徒たちに一番身近な「食」に焦点を当てて、食育とコラボした点が非常に新しく、オリジナリティがあると評価されました。
「学校給食」と絡めたことで、給食返却の際に「ニキビできひんように、ちゃんと残さずたべたで」などの生徒の発言もあり、「食」面での意識変化が見られたそうです。
優秀賞:高等学校部門
優秀賞:特別支援学校部門
努力賞
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大津町立大津中学校(熊本県)
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奈良大学附属高等学校(奈良県)
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福岡県立武蔵台高等学校(福岡県)
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香川県立香川東部支援学校(香川県)