2022 年度 思春期の皮膚トラブル研修会
『皮膚科医が教える思春期の肌の健康』
主催:公益財団法人日本学校保健会
共催:マルホ株式会社
後援:日本臨床皮膚科医会
2022年11月に「思春期の皮膚トラブル研修会」をオンラインで開催し、学校に多い皮膚トラブルの最新情報を講演いただきました。ご視聴いただき、日常の児童・生徒への指導にお役立ていただけますと幸いです。
●開催日時:2022年11月12日(土)13:00~14:30
●対象:小・中・高等学校の養護教諭
講演 1
健やかな肌で実現する充実した学校生活
(講師)
慶應義塾大学医学部皮膚科 助教
川島 裕平 先生
ご講演時に質問頂いた内容について、先生のご厚意によりご回答いただきました。
【川島先生】ご回答(PDF)
講演 2
にきび痕をつくらない にきび治療
(講師)
順天堂大学医学部附属順天堂医院皮膚科
木村 有太子 先生
※本動画は一部カット編集していますことをご了承ください。
2022年度ニキビについての
「保健だよりコンテスト」
第3回 審査結果
主催:公益財団法人日本学校保健会
共催:マルホ株式会社
ニキビに関する情報を掲載した「保健だより」を募集し、コンテストを行いました。今回37校に参加いただき、厳正なる審査の結果、下記の学校が受賞されましたことをご報告いたします。最優秀賞1校・優秀賞4校に加え、努力賞7校を選定し、その栄誉を讃えたいと思います。
審査ポイント
- 掲載内容の独自性・オリジナリティ
- ニキビへの正しい知識付与と不安解消が十分か
- わかりやすく読みやすいか
※受賞校の保健だよりの無断転載はご遠慮ください。
最優秀賞
豊田市立竜神中学校(愛知県)
[ 選考ポイント ]
竜神中学校は第1回目から毎年参加いただいていますが、毎回、基本情報に加えて新しいトピックを入れる工夫がされています。今回は11月のオンラインセミナーから学んだ、ニキビの罹患率や、顔以外のニキビついて情報提供しています。
特に高評価だったのは、保健委員会の生徒が知恵を絞って作成した「ニキビすごろく」です。ニキビの発生から対処方法まで、遊びながら楽しく学べるアイデアが詰まった内容です。コメドの段階で病院に行くと、あっという間にゴールに近づいたり、止まったり戻ったりして根気強く進まないといけない点は、実際のニキビ治療に似ているという、校内の声もあったそうです。
優秀賞:小学校部門
鹿児島市立小山田小学校(鹿児島県)
[選考ポイント]
保健委員会活動の一環で、児童が考えたキャラクター「ニキビン」を登場させて親しみをもたせ、理解を深める工夫がなされています。また児童へのアンケート調査もしっかり行い、読む側(児童・保護者)の興味をひく構成になっています。
11月のオンラインセミナーで学んだ「クリームの塗り方」「爪の切り方」についてイラスト入りで掲載し、わかりやすく情報提供できていることも評価されました。
優秀賞:中学校部門
坂井市立丸岡南中学校(福井県)
[選考ポイント]
ニキビの原因と種類をわかりやすく説明し、基礎的な情報提供すると共に、コロナ禍でかかせなかったマスクとニキビについて取り上げています。
学校医が皮膚科医だったことから、ニキビについて疑問に思っていることをQ&A形式で先生に質問している試みが新しく、悩みを持つ児童生徒へ、丁寧でわかりやすいアドバイスとなっています。
優秀賞:高等学校部門
堀越高等学校(東京都)
[選考ポイント]
「ニキビができても、堂々と」というテーマを掲げ、ニキビの原因と対処方法にとどまらず、ニキビができた後の「心のケア」について取り上げている点が評価されました。「あばたもえくぼ」ということわざを引用したり、「#スキンポジティブ」という考え方を紹介したり、生徒のメンタル面の指導に力をいれている点が、今までにないオリジナルな視点です。
優秀賞:特別支援学校部門
石川県立小松特別支援学校 (石川県)
[選考ポイント]
ニキビができたら、「×しないこと」「〇すること」を明記することで、児童生徒が理解しやすい工夫がされています。見通しの立たなさや恐怖心から、病院受診を苦手とする児童生徒が多いことから、皮膚科通院の体験者の「にきびとのたたかい」エピソードを掲載することで、ニキビができても不安を感じることなく皮膚科を受診するきっかけを作っている点が評価されました。
努力賞
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安曇野市立堀金小学校(長野県)
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つくば市立茎崎第二小学校(茨城県)
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柳川市立矢留小学校(福岡県)
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川崎市立高津中学校(神奈川県)
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愛知県立旭野高等学校(愛知県)
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立命館宇治中学校・高等学校(京都府)
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遠軽町立東小学校望の岡分校/
遠軽町立遠軽中学校望の岡分校(北海道)